温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第165回】生産者の顔がみえる食でおもてなし 〜落合楼村上〜(静岡県・湯ヶ島温泉)

<<   作成日時 : 2016/04/14 11:37   >>

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「旅館は地域のショールーム。食材もオール伊豆の食材を召しあがっていただきます」。
先日、静岡県が主催した「伊豆の食を詠む」というイベントに参加、その昼食会場が「落合楼村上」さんでした。

最近は「食」にこだわる宿が増えてきていますが、産地のみならず、生産者さんまでも選んでお料理を出している宿というのは、客の立場としても嬉しいものです。

ひとつひとつの食材を大事にする
美食の宿

画像伊豆・湯ヶ島の老舗宿、落合楼村上といえば、そこかしこに伝統の技が光る、国登録有形文化財の建物が見事。加えて、繊細なお料理が自慢です。

この日のお料理はというと……。
大皿にのった前菜は、あまご手綱巻き、百合根桃花、もずく酢、菱寄せ、野蒜ぐるぐる、蛍烏賊桜麩重ね、ひじき湯葉和え。華やかでかつ上品な色味が目を引きます。

先付は春野菜と天城軍鶏。
堀江養鶏の平飼いの軍鶏で噛むほどに味わいがでてきます。

お椀は、桜大根の下に蛤と小松菜豆腐が入った端正な一品。
小松菜は「杉正農園」というところがつくった、箱根西麓三島野菜。減農薬栽培だそうです。

画像お造りは、あっと驚く奉書巻き。
大根のかつらむきに、巻物をとめているのはにんじんのリボンで、中を開くとサーモン、鯛、金目鯛、帆立、カンパチが登場! 桜塩が振ってあって、塩でもお醤油でもいただけます。

そのほか、天城一皿と名付けられたお皿は、伊豆猪と鹿生ハムの変わった一皿。
黄身卸しのうえにプチベール、蓮根素揚げがのっていて、食材の取り合わせが絶妙。そう言われなければ食材を判別するのは難しいくらい。臭みもなく、洗練の一皿に仕上がっています。

画像このほか、組肴や炊合せ、焼物のお皿はどれも美しく、味付けも上品。食事は魚沼産コシヒカリの土鍋炊きと味噌汁、香の物で、社長自ら新潟まで新米を買い付けに行くそうですよ。

最後の水菓子は糖度16度ともいわれる完熟マスクメロン「天使音(あまね)メロン」などをつかったスイーツ。甘くてびっくり。全国でもここだけでしかつくっていない希少なものです。

こだわりの食材を丁寧に。
料理人の心意気までが伝わってきます。
宿泊はもちろん、日帰りプランもありますので利用してみてください。

画像温泉は「美肌の湯」ともいわれる、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉を源泉かけ流し。ずっと入っていたくなるいいお湯です。写真はモダンタイル大浴場。
次回は季節を変えて訪れてみたい宿です。

落合楼村上
静岡県伊豆市湯ヶ島1887‐1
●全15室
●1泊2食スタンダード25,000円 (入湯税・消費税別)〜
●IN 15時/OUT 11時
●日帰り入浴 不可(日帰りプランは15,000円〈税別〉〜)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
山の幸と海の幸が一緒に楽しめるとは、伊豆って凄いところですね!
そういえば、中学生くらいまでは毎年南伊豆の下田のに行ってましたが、のどかで良いところでした。
その頃は、海で遊ぶ事が目的でしたが、大人になって温泉旅行が楽しくなったので、久々に伊豆にも行ってみたくなりました♪
スギタバイリン
2016/04/16 08:21
伊豆の魅力、子どものころとはまた違った良さが発見できそうですよね。
とくに味覚。お酒に合うつまみが美味しいと思うのは大人の特権です☆
Re:スギタバイリン様←nozoe
2016/04/16 09:24

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