温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第142回】ぬる湯でプチ湯治 〜自在館〜 (新潟県・栃尾又温泉)

<<   作成日時 : 2015/04/30 12:35   >>

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画像会社ではパソコン画面とにらめっこ。家でもテレビやらFACEBOOKやらを見てしまってお疲れモード。
背中も肩もバリバリに凝っている。全身がスキッとしない……。
そんな不調を抱える現代人にお薦めしたいのが、「ぬる湯」。

「万病の湯」「子宝の湯」として知られるぬる湯の名湯、新潟県・栃尾又温泉の「自在館」は、新幹線が停まる浦佐駅から送迎バスで約30分、越後駒ヶ岳の麓にあります。

霊泉「うえの湯」「したの湯」は3軒ある旅館がみんなで利用できる共同湯。
自然湧出で湧く約37℃の源泉がそのまま浴槽にかけ流されています。

これからの季節にぴったり!
ぬる湯でゆったり長湯する

ぬる湯は「副交感神経を優位にする」そうですが、
まず、手の感覚がなくなったように感じ、次に足の感覚がなくなり、さらにお腹、お尻の感覚がなくなり、全身がお湯と一体化したかのように感じます。
音で表すなら、「ふわーん」とか「ぽわーん」とでもいった感じでしょうか。

画像周囲を見渡すと、目をつむり、壁に頭をつけ、じっと動かない常連さんが数名。真ん中にある湯口から飲泉カップで源泉を汲んで飲んでいる人もいます。

みなさん、思い思いに時間を過ごしていますが、共通しているのはおしゃべりなどもせず、ただ湯と対話するように、じっとしていること。

40分とか1時間入浴するだなんて、初めはとてつもなく長い時間だと思っていたのですが、時間はあっという間に過ぎていました。夕食の時間がなかったら、もっと長く入っていられたかも。

「汗が出ないから長く入ることができるんですよ」
と湯守の星雅彦さんに教えてもらった通り、ぬる湯は汗をかきにくいので、体に負担をかけずに長湯ができます。

代謝が活発になるんでしょう。30分を超えたあたりで、汗をかかない代わりにトイレに行きたくなりました。

そして、入浴後の体の調子にも嬉しい変化が!
鏡のなかの自分の顔が引き締まっているじゃないですか!! 自分にしか分からないちょっとの変化ではありますが、栃尾又温泉の実力を実感した瞬間でした。

「ぬる湯」は体を芯から温めてくれる効果が高いのですが、深部体温が上がると、抵抗力や免疫力が高まって、いいことずくめ。いまもなお、多くの湯治客が訪れるのは、この湯の効能を求めてのことでしょう。とくに、通風や動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症に効果あり、です。 

泉質は、pH8・6の単純弱放射能泉。冬期のみ浴槽内のパイプで0・5〜1℃加温されています。

画像今回は湯治プランで宿泊したので、夕食はさばの塩焼きやおでん、ポテトサラダなど。

湯治で宿泊する人には、「日常、食べるようなものをお出ししている」とのこと。延泊にも対応可能で、食事メニューは毎日変わるため、長い人で3カ月くらい滞在される人もいるとか。

現在では1泊2食の観光客が増えてはきたものの、この宿は昔からの湯治客を大事にしている希少な宿。連泊する湯治客は全体の半数以上にものぼります。
無料で入れる
露天と内湯の貸切風呂も

さて、浴槽は共同湯のほかに、「たぬきの湯」「うさぎの湯」、露天風呂の「うたづの湯」の3カ所の貸切風呂(夜間は男女別浴場)があります。

画像「たぬきの湯」「うさぎの湯」は5〜6人は余裕で入れる広めの浴槽。40分の貸切制で、25℃ほどの源泉を加温してかけ流し。予想よりも温かく、温度は38℃台くらいでしょうか。

通常の旅館の浴場よりは温度が低くて体が動かしやすいので、ストレッチをしたり、ヨガ風ポーズをしてみたり…。しばらくすると、体のパーツの凝りが一つ一つ、緩んで外れていく感じがします。ゆっくり、ゆっくりと……。

ラジウム泉は細胞の活性化を図る若返りの湯ともいわれますが、この湯に入っていれば、何歳か若くなれそうな予感。この宿の湯守、星雅彦さんが10年前と変わらず若いのもラジウム泉の効果によるものでしょうか。

結局、1泊2日の滞在中に合計で6回、3時間以上も入浴していました。
こんなに長い時間、お湯に浸かることができるのもぬる湯ならでは。体の感覚を呼び覚ますラジウム泉のぬる湯、ぜひ体感してみてくださいね!!

画像自在館
新潟県魚沼市栃尾又温泉
●全30室
●1泊2食 現代湯治プラン7,900円〜、一般1室2名利用一人11,900円〜(消費税・入湯税別)
●IN 13時頃/OUT 11時頃
●日帰り入浴 可(食事付き2850円〜)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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