温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第135回】西伊豆のかかりつけ湯の宿 〜御宿しんしま〜(静岡県・松崎温泉)

<<   作成日時 : 2015/01/15 11:19   >>

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「西伊豆」にはコスパの高い旅館や民宿が多い――。旅好きな人はみんな口を揃えてそう言います。その代表とも言えるお宿がこちら、「御宿しんしま」です。

和洋折衷の海の幸を味わい
地球の神秘に触れる
御宿しんしま
画像なまこ壁の古い街並みが残る西伊豆・松崎町にある「御宿しんしま」は、敷地内にも名工・入江長八が手掛けた漆喰こて絵が残る粋な宿です。

全13室のこぢんまりとした造りで、家庭的なおもてなしを受けることができます。
オーナーは都内のホテルで洋食をつくっていた料理人。リーズナブルな料金ながらこれでもか、と並ぶ海の幸盛りだくさんのコース料理の数々に驚かされます。

夕食の膳をにぎわすのは、ホタテに肉厚のあわび、さざえのつぼ焼き、なめろうの揚げ物、あゆの土鍋ごはん……。駿河湾で獲れた海の幸が和洋折衷で出されます。

そして、温泉はというと、
しっとりとした感触のカルシウム・ナトリウム‐硫酸塩泉。
無色透明ながら保湿効果が非常に高い泉質で、冬のカサカサ肌をしっかり潤してくれる優秀なお湯。

画像男女別浴室はちょっと小さめですが、屋外に「桜の湯」「たちばなの湯」と名付けられた貸し切りの露天風呂が2つあって、かけ流しの湯を思う存分楽しむことができます。

西伊豆の旨いもんを満喫したい人にお薦めしたいお宿です。

御宿しんしま
静岡県賀茂郡松崎町宮内284
●全13室
●1室2名利用一人10,950円〜、和洋折衷スタンダード1万4,190円〜(伊勢エビ・あわびは別注)
●IN 15時/OUT 10時
●日帰り入浴 可(内湯650円、貸切露天1,000円、15〜20時〈不定〉)

画像〈おまけ〉
〈ジオツアー〉
オーナー夫妻は伊豆の海底火山時代の痕跡を美しい地層や景観から探る「ジオツアー」のガイドさんでもあるので、宿に泊まった翌日は、地球の神秘を感じに「ジオツアー」に出かけてみるといいでしょう。

伊豆半島は、約2000万年前は、南洋にあった火山島や海底火山群の集まりで、プレートの北上に伴い火山活動を繰り返しながら本州に衝突し生まれました。

西伊豆ではいまでも地球の息吹を感じられるワイルドな自然景観に出合うことができます。

今回は、松崎のなまこ壁の町を歩いた後、室岩洞、石部温泉の平六地蔵露天風呂(冬季閉鎖)へと足を伸ばしました。

画像「室岩洞」は江戸時代から昭和29年まで伊豆石を切り出していた石切り場の洞窟で、手掘りのノミの跡やコウモリのいる洞窟などが観察できます。周辺は険しい断崖ですが、階段が整備され、坑内も安全と調査済みだそうで、安心して見学することができます。

石部温泉の「平六地蔵露天風呂」は石部海水浴場の隣にある混浴の露天風呂。5〜10月の間、水着を着て入浴可能で、料金も無料。湯温は高く慣れるまでに時間がかかりますが、全身が目覚めて元気になるいいお湯でした。

●料金:ジオツアーは1サイト(1時間以内)1,000円〜、町内散策ツアー(記念館やなまこ壁通りコース約90分)1,500円

〈おまけのおまけ〉
〈企業組合松崎桑葉ファーム直営の「くわや」〉
桑の葉は血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病や高血圧によいといわれる健康食材。その桑の葉を使った特産品づくりに取り組んでいるのが松崎桑葉ファームです。

現在は絹糸はつくっていませんが、松崎は昭和30年頃まで養蚕で栄えた町。地域の活性化を旗印に一時中断していた桑栽培を50年の時を経て再開し、桑の葉を使った特産品を開発中。ファーム直営の「くわや」を見学の最中も地域のお年寄りが桑葉茶を買いに訪れていました。

桑葉茶は20袋入り1,080円、60袋入り3,240円。金額はちょっと高めですが、生活習慣病を改善したい人にぴったりの健康茶です。さらに、かりんとうやクッキーなどに桑葉パウダーを練りこんだ菓子類もあって、土産品としても注目を浴びそうです。

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おめでとうございます。
西伊豆は、おっしゃる通り食べ物がおいしいイメージが強いですね。
なまこ壁、ここいら一帯ではよく見かけますね。白い部分が厚いほうが、お金持ちの証拠だったとか。
今年も、いい温泉を教えてください。
きらりん
2015/01/21 11:18
なまこ壁の造りでお金持ち度合いが違うんですね。へえ〜面白い。トリビア、ありがとうございます〜♪
Re:きらりん様←nozoe
2015/01/21 20:39

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