温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第125回】朝湯に出かけよう 〜道後温泉本館〜 (愛媛県・松山市)

<<   作成日時 : 2014/08/06 17:27   >>

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温泉地に行って、出かけたいのが地元の共同湯。
朝一番の共同湯に浸かれば、全身はシャッキリ。その土地の空気感も味わえて、旅の楽しさがすというもの。日本最古の湯といわれる道後温泉は3000年以上の歴史を誇り、その歴史の重さに比例するかのごとく、共同湯もどっしりとした風格が漂っています。

“坊っちゃん”も訪れた
道後のシンボル


画像道後温泉の中心部に立つ「道後温泉本館」が開くのは朝6時。
開館を告げる刻太鼓(ときだいこ)の音とともに、地元の人や周辺の宿に宿泊する観光客が道後温泉本館に押し寄せます。

現在、道後の宿は全部で32軒。最盛期に比べるとその数はずいぶん減ったそうですが、本館には多くの観光客が訪れ、賑わいが見られます。

木造三層楼、城大工によって造られた近代和風建築の建物は明治27(1894)年の完成で、国の重要文化財にも指定されています。また、夏目漱石の『坊っちゃん』に“住田の温泉”として登場もしていて、3階には「坊っちゃんの間」が造られています。

「道後温泉本館」の入湯料は4段階。もっとも安い料金は1階にある神の湯に入るだけ(「坊っちゃんの間」の見学は無料)で410円。

画像1階一番奥にある女性用浴槽は、丸い楕円の石の湯船。女性用ということもあってか、湯船も柱も天井も丸みを帯びたやさしいデザイン。湯船の縁も丸く面取りされていて、裸で座ってもおしりが痛くありません。

真ん中にある2つの石像は、国造りの神様、大国主命と少彦名命。
石柱の四方に設けられた湯口から源泉が並々と注がれ、縁からも湯があふれていました。

10年ほど前、愛媛県の条例によって道後温泉本館にも塩素が投入されたと報道され物議を醸していましたが、その後も賑わいは変わらず。
pH9.1、無色透明の湯は、泊まった旅館よりつるつる感を感じられる気持ちよいお湯でした。

朝6時30分になってもまだたくさんの人がいて、浴室の三方にあるカラン・シャワー15席はほぼ埋まっていました。

ここで一つ、大事なことを忘れていた!
共同浴場だから、シャンプー・リンス・石鹸の類がない。しまった! 持ってくるんだった……。とは思っても後の祭り。基本的には共同湯は湯を味わいに行くところなので、カランがないところも多いですものね。ちなみに、ドライヤーは有料で3分10円かかります。

脱衣所の木のロッカーは女性用は全部で80個。この日は空きは4分の1くらいだったか。全部埋まったら浴槽は超混雑しそうです。7時には脱衣所の人も少なくなっていたので、混雑が嫌いな人は少し時間をずらしていくといいかもしれませんよ。

道後温泉本館
住所:愛媛県松山市道後湯之町
交通:松山空港から車で約30分
入浴料:大人410〜1550円、小人160〜770円
営業時間:6〜23時(札止22時30分)
定休:無休(12月に1日休館)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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