温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第122回】日光下駄でおもてなし 〜星野リゾート 界 日光〜 (栃木県・中禅寺湖温泉)

<<   作成日時 : 2014/06/29 22:58   >>

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画像「さあ、みなさんも手拍子にあわせて、下駄でステップを踏んでみましょう」
「星野リゾート 界 日光」では、夕食後に「日光下駄談義」という名の下駄ダンスが行われています。

日光といえば、「見ざる言わざる聞かざる」の三猿や眠り猫のある「日光東照宮」、日光湯波などを思い起こす人が多いかと思いますが、日光が誇る伝統工芸品の一つが「日光下駄」。

日光東照宮など社寺の参拝時の正装として考案された日光下駄は、高下駄の上に竹の皮で編んだ草履をのせたもので、雨や雪、坂道など悪路でも歩ける独特の形状をしています。

画像日光下駄の職人さんは現在たったの3人。大量生産されていないので本物の日光下駄は、街中の土産店で見かけることはありません。

この希少な日光下駄の歴史や由来を伝え、日光下駄を伝承していこうと、旅館で下駄ダンスを行うとは、かなり面白い取り組みです。

宿では毎日夕食後に、お客さんに下駄を履いてもらい、スタッフが下駄ダンスを披露する楽しいイベントを行っています。ゆくゆくは、「下駄を履いてストレッチ」などさまざまなイベントを考えているそうですよ。

部屋から中禅寺湖を眺める
絶好のロケーション

画像「星野リゾート 界 日光」は2014年5月8日にオープンしました。
いろは坂を登っていった先、中禅寺湖を望む場所にあります。
館内に宮大工が造った能舞台があったり、食事処の天井に絵が描かれるなど、贅を尽くした造り。食事処は以前は大広間だったそうですが、「界」にリニューアルするときに、仕切りをして、個室スタイルに変更しました。

ほぼすべての客室から正面に中禅寺湖、右手に男体山を眺められ、とくに夕日が沈む夕方には美しく色づく中禅寺湖を眼前に望むことができます。

画像夕食の先付けは、湯波の煮こごり仕立てから始まります。
お次は八寸。この日のメニューは鮪赤身とアボカドの茶巾、合鴨ロースのオレンジ酢味噌かけ、とうもろこし豆腐、苦瓜と薄井えんどうの和えもの、茄子翡翠煮あられ海老ゼリー仕立て、川海老のから揚げ、丸十のおかき揚げと、お酒が進むメニューです。
栃木県は酒処ということもあり、8つの酒蔵から取り寄せた日本酒をセレクション。なかでも、超辛口の「大那」がおすすめとのこと。

お椀は、冬瓜の鶏つくね射込み、トマトのくず餅、とうもろこしかき揚げ、たたきおくら、針茗荷。
お造りは2皿あってそれぞれ味がついています。
揚げ物は白魚のけんちん揚げ。
蓋物は、山芋のすりおろしの中に蟹が入り、わさびをぴりりときかせた「蟹養老蒸し」。
ここまでで十分に満足する量が出ているのですが、さらに、メインの台の物が出てきます。
メインは、大谷石を温め、焼石に水をかけて食材を蒸す「牛肉と野菜の石室焼き」。石室は、手掘りでつくった特注品! 重い石の蓋を開けると、中には牛肉と野菜。さっぱりぴり辛のちり酢でいただきます。
さらに、デザートは4品から選べるので楽しみも広がります。

画像温泉はアルカリ性単純温泉。加水、加温、循環ろ過あり。
男女別の大浴場と露天風呂が一つずつありますが、女性の方が少し小さいのでもう1カ所、檜の屋根がついた露天風呂もあります。

星野リゾート 界 日光
栃木県日光市中宮祠2482
●全33室
●1室2名利用一人26,000円(消費税・入湯税込)〜
●IN 15時/OUT 12時
●日帰り入浴 不可

〈おまけ〉
[イタリア大使館別荘記念公園]
画像「星野リゾート 界日光」の帰りに立ち寄りたいおすすめ観光スポットは「イタリア大使館別荘記念公園」。

明治中頃〜昭和初期にかけて、中禅寺湖畔は各国大使の別荘地として栄えたそうで、イタリア大使館別荘は、当時のままに平成9(1997)年に復元されています。

天井も外壁も杉の皮が貼られた個性的な造りで、家具や調度品、暖炉の石組も当時のまま残っています。ガラスは銅が入っているためにゆがみがある明治ガラス。床のモミの木はきれいに削り直されています。天井を見上げると、杉皮が六角形や斜めなど不規則な形に造形してあって非常に面白い建物です。

歌ヶ浜駐車場からは約15分。植物や野鳥を観察しながら湖畔まで歩き、別荘見学に出かけてみましょう。

イタリア大使館別荘記念公園
栃木県日光市中宮祠2482
TEL0288-55-0388
入館料 無料(施設維持協力金100円)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。


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