温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第121回】麻紙づくり体験とマシュマロきなこ〜星野リゾート 界 川治〜 (栃木県・川治温泉)

<<   作成日時 : 2014/06/07 17:43   >>

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「傷は川治、火傷は滝(鬼怒川)」と称され、すり傷などにいいといわれる川治温泉に6月1日、「星野リゾート」の界ブランド12番目の宿、「界 川治」がオープンしました。

もとの宿名は「宿屋伝七」。
「界」ブランドの宿は、30〜50室程度の温泉旅館をリノベーションした宿で、「和心地(わごこち)」(=和でありながらも現代の感性にあった心地よい滞在ができる)をテーマに、展開しています。

川治の宿はもとの躯体をうまく生かし、間接照明を取り入れたり、栃木名産の麻や豆、乾瓢などをオブジェに飾ったりして、地域性を演出しながら雰囲気のよい宿に仕上がっています。

旅の醍醐味は「学び」
栃木の名産品を知る

画像「旅先でその土地の歴史や文化に触れ、知識を吸収したい」。
そんなニーズに応えるのが、界の「ご当地楽」。
例えば、津軽では三味線の生演奏を聴いたり、長野では囲炉裏を囲んだ土間パーティを楽しんだりできますが、川治の「ご当地楽」は、伝統工芸の野州麻(やしゅうあさ)や、水車小屋をはじめとする里山の知恵。

麻は衣類や生活用品としてだけでなく、神社の鈴縄やしめ縄に使われるなど私たち日本人との関わりが深い天然繊維。栃木県は麻の生産量の7割を占めています。

栃木・鹿沼で栽培される麻は昔から「野州麻」とよばれており、
「界 川治」では、この野州麻をお客様が漉いて麻紙づくり体験ができるほか、
柿渋で染めてマイナスイオンを放出する野州麻紙を使ったタペストリーや稲穂のベッドボード、お月見サイドボードなどのある「ご当地部屋」で麻紙のインテリアを体感することができます。

画像
監修したのは、麻紙職人8代目の大森芳紀さん。
480年続く麻農家の8代目で、鹿沼市で栽培から制作まで行い、現在でも野州麻紙を生産するのは大森さんただ一人といいます。
「麻の持つ光のやわらかさを感じてもらいたい」。
麻から繊維を取り出す過程でも化学薬品を使わず、着色にも草木染めなどの技法を使って健康に配慮した麻紙は、客室のインテリアとしては最高です。

さらに、「界 川治」には、水の動力を利用して農作物を挽く水車小屋があります。
日本の里山には以前は当たり前に見られた光景ですが、いまでは目にすることはあまりありませんね。

そんな里山の知恵、水車小屋を復元して、石臼で大豆を挽き、きなこにして食べたり、秋にはそば粉を挽いて「そばがき団子」などをふるまうといいます。

この日は、8種類の大豆から好きなものを選んで挽き、マシュマロを囲炉裏で焼いてきなこをつける「マシュマロきなこ」を体験。豆にもこんなに種類があるのだと学びつつ、美味しい体験ができました。

「界」オリジナルの
ソファやベッドでおもてなし


画像客室には、オリジナルのベッドやソファがあります。
日本ベッドと共同した「ふわくもスリープ」は包みこまれるような寝心地のローベッド。
着心地のよい麻100%の浴衣は、旅館業界では初。着心地にこだわった高品質なもので、本当に気持ちいい!

さらには、ごろんと寝ころんで、外の景色が眺められる特注の「ごろんとソファ」もオリジナルです。

お風呂の露天風呂には、春はツツジや桐の花が咲き、男性風呂にはかけ流し浴槽も。
湯上がりの後は「はとむぎ茶」と「レモン水」。快適性をとことん追求しています。

界のお料理は、見た目にも美しいですが、メインとなるのは「里山焼き」。
牛肉や野菜を奉書紙に包んで一気に蒸し上げるオリジナルの調理法を用いたもので、くるみ味噌でいただきます。

静かな里山のお宿でご当地体験、してみませんか?

星野リゾート 界 川治
栃木県日光市川治温泉22番地
●全54室
●1室2名利用一人18,000円(消費税・入湯税込)〜
●IN 15時/OUT 12時
●日帰り入浴 不可

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。


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