温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第108回】台湾の温泉に行ってきたA 〜北投親水公園露天温泉〜 (台湾・北投温泉)

<<   作成日時 : 2013/11/30 21:37   >>

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やって来たのは水着で入る「北投親水公園露天温泉」。公共の施設なので、大人は一人40元(≒約150円)で利用できます。

温度は4段階!
ビリビリと響く酸性の硫黄泉


画像男女別に設けられた、水シャワー兼脱衣所で水着に着替えて、いざ浴槽へ。
岩でつくられた露天浴槽は4つ、さらに水風呂が2つ、合計6つの浴槽があります。土地の傾斜を利用して、湯口に近い方から浴槽に段差が設けられているので、浴槽の温度は4段階に変わり、好みの温度の浴槽に入れます。

どの浴槽に入ろうかな、と思っていると、スタッフの若い女の子が、「これを使え」と髪の毛を結ぶ輪ゴムをくれました。肩につく長さの髪の毛は結ばないといけないようです。

日本では、湯に髪の毛をつけて入浴している人もいますが、誰も注意する人はいません。こんなふうに入浴マナーを徹底させているとは、台湾の温泉は管理がしっかりしていますね。

まず最初に入ったのは、上から2段目の湯。
温度は42〜43℃くらいでしょうか。かなり熱く感じますが、20回以上かけ湯をして、体を湯に慣らして、やっと入れました。
温度もそうだけれど、この湯の刺激はすごい。舐めると酸っぱい、日本でいう強酸性の硫黄泉。北投温泉には、「青湯」「白湯」「黒湯」の3種類の泉質がありますが、ここの温泉は「青湯」。地獄谷付近の施設にはこの湯が引かれていて、pHは1.4〜1.6程度だと別の施設で見た看板に書いてありました。

画像湯に入ると、さっき輪ゴムをくれた女の子とは別に、おじさんがやってきて、「髪の毛をもっと上で結べ」と言います。
無造作に結った髪の毛の毛足が湯に届いていたみたい。

ほかにも、「皮膚をこすっちゃだめ」とか、ジェスチャーも交えて、いろいろ注意事項を伝えてくれます。
入浴マナーの問題だけじゃなくて、
〈髪の毛が溶けちゃうほどの強力な酸性泉だから気をつけなければいけない〉
という注意喚起だったのだとやっと気がつきました。

スタッフは、「浴槽のふちに座ってはいけない」「階段で座り込むのはだめ」とかいろいろ注意をしていて、秩序が保たれた公共浴場なのだとよくわかります。

手荷物は有料のコインロッカーに入れられるようになっていますが、小銭がなくなってしまったので、目の届く岩の上にバッグを置いて入浴しましたが、荷物がなくなることもなく、安心して楽しめました。

体が湯に慣れてきたので、一番上の浴槽にもチャレンジしてみました。表示看板は「43〜45℃」となっていますが、温度計を見ると、なんと46℃もあります。
栃木県・那須湯本温泉の共同湯「鹿の湯」もそのくらい高い温度の浴槽がありますが、一番熱い湯には入ったことはなかったかもしれません。

さて。
湯に入ると、ビリビリと体の奥まで響いてくる強力なお湯。動くと皮膚が痛いので、動けません。湯の中でじっとガマン・ガマン。

3分か5分浸かって湯から上がると、「よく我慢した」とばかりに常連とおぼしきおじさんが褒めてくれました。一番上の浴槽に入っているのは、皮膚の色も浅黒くて、頑強そうなおじさんたち。どこの国にも、公共浴場には、常連のおじさん、おばさんがいるものなのですね。

温泉を目指してくる旅行者も多いのでしょうか。
周囲を見渡すと、欧米からの旅行者もちらほら。

湯がこれだけ強いのに、“療養”という感じではなく、温泉スパのイメージで楽しく入っている人が多いのは、水着を着て入る浴場だからかもしれません。

貸切湯、露天湯、旅館の大浴場。そして、無料の足湯――。
台湾の温泉リゾートにはさまざまな施設がありますが、年配者だけでなく、若いカップルや家族連れが多くて、活気があふれていました。

北投親水公園露天温泉
台北市北投区中山路6号
入浴料:大人40元、子供・学生・65歳以上20元
営業時間:5時30分〜7時30分、8時〜10時、10時30分〜13時、13時30分〜16時、16時30分〜19時、19時30分〜22時(入れ替え制)
定休日:なし(旧正月のみ)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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