温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第97回】みなかみ町の宿第2弾〜誰かにプレゼントしたくなる小さな宿〜

<<   作成日時 : 2013/06/14 19:51   >>

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大切な人に、1泊旅行をプレゼントするならどんな宿を選びますか?
私なら、こぢんまりと落ち着いた雰囲気で、料理にも温泉にも、愛情や気遣いが感じられる宿を選びたいと思います。料金は1〜2万円台だとお財布にも嬉しい(笑)。今回は、群馬県みなかみ町から、小さいながら、個性が光る3つの宿をご紹介しましょう。

渓流沿いの絶景風呂とカフェ
うのせ温泉 ゆの宿 上越館(群馬県・うのせ温泉)


画像最近人気なのが、かゆいところに手が届く、温かみがあるサービスが受けられる10室以下の小さな宿。
5室しかないこの宿は、お風呂で他のお客さんと出くわす可能性も少ないから、よりプライベート感が高まります。

大型旅館が多い水上温泉から利根川に沿って3qほど遡った静かなうのせ温泉にその宿はあります。5室ある部屋は1室ずつ異なる趣きで、落ち着いた雰囲気。例えば、和洋室「美女柳」の客室は琉球畳の和室とローベット、床はひのきの無垢材が使われていて、居心地がよい滞在ができそう。建具にも国産の自然木が多用されています。

宿は昭和30年の創業ですが、この地に移動してきて8年目。
客室5室に対して、貸切風呂2つと露天風呂1つとはなんとも贅沢。
宿から小道を挟んで少し歩いた場所に湯小屋があり、利根川沿いに絶景風呂がしつらえられています。お湯は無色透明。しっとりとした感触で、源泉かけ流し。お湯は2.5q離れた湯檜曽温泉から引湯しています。ごうごうと流れる川音を聴きながら、対岸の小高い山々を眺めながら、極上の湯浴みを。初夏にはホタルが飛ぶ姿が見られるのも、自然が残るこの宿ならではでしょう。

さらに、露天風呂付きの離れも1室あります。広々としているのに、3万円を切るお値打ち価格。こちらでも湯船からホタル観賞ができます。

宣伝はほとんどしておらず、「テレビ取材はお断わり」の宿。
その静かな環境を気に入って、1年を通して何度も通うリピーターが多いとか。

夕食は和食懐石、朝食は和・洋からセレクトでき、併設のかわいらしいカフェには手作りのパンやスイーツも並びます。

うのせ温泉 ゆの宿 上越館
群馬県利根郡みなかみ町大穴794
●全5室
●IN 15時/OUT 11時
●1泊2食 16,950円〜 (離れ28,500円〜、休前日+2,000円)
●日帰り入浴可(内湯1,300円、露天1,500円、12〜20時〈混雑時を除く〉)


“座敷わらし”伝説が残る宿
生寿苑(群馬県・猿ヶ京温泉)


画像 “座敷わらし”伝説が残る宿、と聞いて、すっかり古びた宿を想像していましたが、生寿苑は、想像をいい意味で裏切る、ちょっと小粋な宿でした。まず、若旦那が元気。はつらつとした明るい笑顔で出迎えてくれるのが印象的です。

かつて、桑畑が広がっていたところに、養蚕農家を営んでいた農家が旅館業に転身、昭和52(1977)年に宿屋を始めました。平屋づくりの母屋は、前橋の養蚕農家を移築したもので、宿の周辺には先祖代々受け継いだ、梅林や山椒畑、ワラビ畑が広がり、畑で採れた農作物は宿の料理として提供されます。

宿泊客第一主義。「泊まって温泉を楽しんでもらいたい」との想いから、立ち寄り入浴は受けていません。

内湯は、赤谷湖に流れ込む2つの川を模して、風呂の底から温泉が湧くようにイメージしたもの。ごろごろとした、河原の石を敷き詰め、入ると足裏を刺激して気持ちいい湯船です。

2カ所ある貸切風呂は、無垢のヒバ材の湯殿。24時間、空いていればいつでも入ることができます。

生寿苑
群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉1048
●全13室
●IN 15時/OUT 11時
●1泊2食14,000円〜
●日帰り入浴不可(夕食付きのみ10,000円〜)

古木を使った内装とジビエ料理
蛍雪の宿 尚文(群馬県・水上温泉)


画像通りに面してはいるものの、「隠れ宿」という言葉がぴったりくるのは、宿の設えによるものでしょうか。

全7室。フロント周りは平成18(2006)年にリニューアルを行い、群馬・中之条の古民家を解体して運んできた古木をふんだんに使って独特な雰囲気を演出しています。

「こぶし」の客室は、和室と次の間との境目に、目を引くモダンなデザインが施されていました。曲がり木かと思ったのはサルナシのツル。ぐるぐると曲線を描く木の弦が、遊び心いっぱいで楽しくなります。基本は子供NGの大人のための宿ですが、「こぶし」の部屋のみお子様連れOK。露天風呂付き客室はうち3室で、マッサージチェアまで置いてあって、くつろげます。

「入浴中」の札をかけて入る貸切風呂は全部で4つ。
温泉は、無色透明、やわらかな感触のアルカリ性単純温泉。

料理は、奥利根の自然の旨みを味わえる山人料理。猟師の次男坊が山で獲ってきた熊肉、鹿肉、猪肉を使ったジビエ料理もチョイスできる、オリジナリティの高い希少宿です。

蛍雪の宿 尚文
●全7室
●IN 15時/OUT 10時30分
●1泊2食16,425円〜
●日帰り入浴不可

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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