温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第54回】がんばれ東北の温泉!【岩手県・鉛温泉〜藤三旅館】

<<   作成日時 : 2011/08/30 22:39   >>

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画像仕事で泊まるとき、あなたは旅館派? ビジネスホテル派? 
私は断然、旅館派です。

旅館の場合、1室1名利用は難しいことが多いですが、湯治部のある宿なら、一人宿泊もOK。しかもビジネスホテルよりも格安です。なのに、温泉に入れて疲れが吹き飛びます!

今回泊まったのは、岩手県・鉛温泉の「藤三旅館」。豊沢川畔にある自然に囲まれた一軒宿で、花巻駅からは車で約25分です。

湯治部宿泊といっても、ビジネス利用なので自炊するわけではなく、旅館料理よりも質素な食事ですが1泊2食付き。ビジネスホテルよりも安い料金設定が魅力です。

湯治部では、トイレと脱衣所が共同ですが、アメニティ付きにすれば浴衣やバスタオルもありますし、布団もきれいだし、部屋も清潔。木造なので多少の音は気になりますが、とくに不自由はありません。


日本一深い立ち湯や
渓流露天でたっぷり湯三昧


画像ここの自慢は、何といってもお風呂でしょう。館内に5つの風呂があって、風呂めぐりが楽しめます。そのうち3つは湯治部の建物内。なかでも、有名なのが、日本一深い自噴泉岩風呂「白猿の湯」。平均すると、深さは1.25メートル、一番深いところで1.4メートルほどになります。

それでも、身長170pの私は、日本一深い立ち湯に入っても水位は胸のあたりなので、すっぽりと湯に包まれるという感覚はなくて、「もっと深い立ち湯があったらいいのにな〜」なんて、思ってしまいます。同行の身長180pのカメラマンと話をしたら、同じようなことを言ってました。

しかし、お湯の質は確かにいい。この日はかなり熱くてゆっくりは入っていられませんでしたが、天然の岩の足元から湧く新鮮な湯は、ちょっと入れば全身がすぐ温まり、汗が噴き出てきます。

上を見上げると、吹き抜けの高い天井。これだけ雰囲気のいい内湯はめったにありません。通常は混浴ですが、夜19時30分〜21時、朝8〜9時、昼14〜15時は女性専用時間になります。

画像私が最も気に入ったのは、渓流沿いにある「桂の湯」。浴槽のすぐ横が川になっていて、せせらぎを聴きながら気持ちのいい入浴ができます。pH8.5のアルカリ性単純温泉で、肌触りはつるつる。浴槽の造形も曲線で美しく、内湯も露天風呂も少し深めの設計。浴槽の周囲には半身で入れるように腰かけもついていますが、お湯に身を浸せば、どっぷりとちょうどいい深さ。この気持ちよさはたぶん、これまで行った温泉の中でも5本の指に入るんじゃないでしょうか。

湯治部にある内湯「河鹿の湯」は、アルカリ性と弱アルカリ性の混合泉で、グレーがかった色。こちらも肌触りはつるつる。「薬湯で成分が濃いので家庭のお風呂と同じように入ると湯あたり、のぼせの可能性あり。5分を目安に休み休み入るように」という張り紙もあります。

分析表上の泉質は単純温泉なのですが、古くから湯治場として人々が集まってくる温泉だけに、お湯にかなりの力があるのでしょう。成分が濃く、“効く”温泉の印象です。

効く湯に入ったあとは、すごく眠くなりますが、このお湯に入った翌日もしかり。移動の車の中で、ずっと眠りこけていました。

次は、旅館部に泊まりに行きましょうか。

藤三旅館

岩手県花巻市鉛字中平75-1
●旅館部32室、湯治部80室
●1泊2食 旅館部9,150円〜、湯治部4,570円〜
●IN 15時/OUT 10時
●日帰り入浴 可(700円、7〜21時)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
国見温泉のエメラルドグリーンの湯は行かれましたか?
マンチ
2011/09/01 13:12
>行きたいと思いつつ、まだ行けていません

きれいな色ですよね〜
Re:マンチ様←nozoe
2011/09/03 00:31

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