温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

アクセスカウンタ

RSS 【第52回】混浴風呂と紅葉露天〜鍾寿館(群馬県・四万温泉)

<<   作成日時 : 2011/07/29 19:47   >>

トラックバック 0 / コメント 0

大正・昭和初期には、多くの人が馬車に揺られてやってきて、湯治場として賑わった四万温泉。今では少なくなった混浴風呂を守る宿、鍾寿館へやってきました。

混浴、貸切露天など充実の浴槽

画像鍾寿館の創業は明治40(1907)年。
四万温泉の源泉は、主に四万川の川底からぽこぽこと湧き出す源泉が多いのですが、鍾寿館の源泉は敷地の真下から湧き出しています。

源泉は2本。毎分200リットルで、約60℃の熱々の湯がそのまま湯船に引き込まれています。

「夏場は40〜41℃、寒い時期は42℃を目指しています」と話すのは、ご主人の田村徹さん。お湯を絞ったり、2〜3メートルの高さから落とし、それでも熱ければ水を入れて適温にしています。

この宿には、「古式風呂」という名のついた貸切風呂が3カ所。なんと、現在のように貸切風呂が流行るずっと前、50年も昔から貸切スタイルの家族風呂があったそうです。湯量が豊富な宿ならではです。

画像まずは、宿の外にある露天風呂「山里乃湯」へ。渓流沿いにある「山口露天風呂」は以前は鍾寿館のものだったそうですが、町に移管されたのを機に、宿の裏手を上っていった先に露天風呂をつくりました。

斜面に3つの露天風呂が並んでいて、つつじやあじさい、桜、紅葉など四季折々の自然が楽しめます。浴槽は塀で仕切られていますが、入るときには、「入浴中」と書かれた傘を入口に開いておけばOK。あとは好きなだけ湯浴みが楽しめます。

お湯は無色透明ながら、しっとりする「ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉」。少し入れば、ぽかぽかになるので、何度も出たり入ったり。四万温泉では10月下旬〜11月初旬が紅葉の見頃になりますが、山里乃湯の見頃は11月初旬。この時期が狙い目です。

画像露天風呂を堪能したあとは、混浴の大露天風呂「源之湯」へ。

どーんと大きな混浴風呂です。混浴のまま残っているのはかなり珍しく、「たまたまお風呂の数があったから残せた」(田村さん)とのこと。

16〜18時は女性専用時間も設けられています。さらに、この浴槽の奥には、温泉熱を利用した蒸し湯も。やわらかな源泉のミストを体いっぱいに浴びられる天然ウェットミストは、お肌にやさしく作用します。

画像鍾寿館

群馬県吾妻郡中之条町四万3895
●全20室
●1泊2食12,750円〜
●IN15時/OUT10時
●日帰り入浴 不可


(おまけ)
四万が100倍楽しくなる!限定ツアー


週末に四万温泉に泊まったら、ぜひ体験したいのが、日曜限定の「歴史とロケ地をめぐるツアー」。デスティネーションキャンペーンの一環として2011年7〜9月に行なっています。

毎週日曜日の13時〜、四万温泉協会スタートで、映画のロケ地を巡りながら、四万温泉の歴史や地理が学べます。

画像
「湯治場として賑わっていたときには、お客様は1〜2週間は滞在していました。ちんどん屋が練り歩き、このあたりに演芸所がありました」などと四万温泉の昔話、裏話も聞けますよ。

ガイドは四万温泉の旅館の若女将や商店主さんたちで、参加費は無料です。
お申し込みは四万温泉協会まで。

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする

ニックネーム
本 文