温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

アクセスカウンタ

RSS 【第48回】がんばれ東北の温泉!【福島県・高湯温泉編〜その2】

<<   作成日時 : 2011/05/30 13:44   >>

トラックバック 0 / コメント 0

お湯はミルキーブルーのにごり湯。温泉街の源泉は全部で10本あり、そのすべてが自然のままに湧き出ている自然湧出泉です。開放的な露天風呂あり、湯治場の雰囲気が残る湯小屋あり。どこに行っても、ハズレなし。高湯温泉の個性的な宿と共同湯めぐりに出かけましょう。

バリアフリー対応の共同湯
あったか湯


画像まずは入門編の「あったか湯」。ここは平成15(2003)年にできた共同湯で、250円で入れるお得な立ち寄り湯です。半露天の「木の湯」と「石の湯」は男女入れ替え制。建物は和の雰囲気を基調とした落ち着いた雰囲気ながら、共同湯には珍しいバリアフリー仕様です。車椅子の人がエレベーターを使って移動でき、浴槽横まで車椅子で進入できる貸し切り風呂(50分、別途1,000円)もあります。障害者手帳提示で入浴料は減免になります。

あったか湯

福島県福島市町庭坂字高湯25(高湯温泉観光協会内)
入浴料:大人250円、子ども120円
営業時間:9〜21時(最終入館20時30分)
定休日:木曜(祝日の場合は翌日)
駐車場:18台


築140年のどっしりとした湯小屋
旅館 玉子湯


画像次に向かったのは、雑誌にもよく登場する人気の「旅館 玉子湯」。お風呂がたくさんあるので、旅館内で湯めぐりができます。玄関は4階部分ですが、そこから1階に下りるとお風呂が点在する庭園に出ます。

萱葺きの「玉子湯」は140年前に建てられた昔のままの湯小屋。男女別の浴室に脱衣の棚があって、湯治場の趣です。

朝晩で男・女を入れ替える野天岩風呂「天翔の湯」と「天渓の湯」は片面に大きな岩が積まれていてワイルドな雰囲気。女性専用露天風呂「瀬音」は新緑がとてもきれいです。いずれも川沿いにあって、渓流の音を聴きながら入浴できます。

玉子湯の源泉は2本で毎分200リットル。2つの源泉小屋はオープンになっていて、ボコボコと湧き出す美しい色をした源泉を間近に観察することができます。

旅館 玉子湯

福島県福島市町庭坂字高湯7
●全57室
●1泊2食13,800円〜(一人宿泊要相談)
●IN14時/ OUT10時
●日帰り入浴 可(10時30分〜14時<受付終了13時>、700円)


庭師手造り!ユニーク混浴露天風呂
安達屋旅館


画像高湯一、歴史があるこの宿は、個室の囲炉裏料理と大露天風呂で有名。ロビーにはロッキングチェアや暖炉、アンティークのランプなどが飾ってあり、和洋折衷のオシャレな雰囲気です。

イチオシの大露天風呂はとにかく凝った造りで、うきうきと心が弾む素敵なお風呂です。かけ流しなのに広くて、長さは総延長30メートルもあります。

女性用露天風呂から扉の向こうに出ると混浴ゾーンになります。ただし、「混浴風呂」というカテゴリーではなくて、「もともと男性風呂なんですが、女性もタオルを巻いて出入り自由」(17代当主の菅野光信さん、56歳)とのこと。萱葺き小屋風のモニュメントがあったり、洞窟風呂があったり、打たせ湯があったり……。曲がり木を使った造形は遊び心があって、ほかではなかなか見ないおもしろいお風呂です。

「建築屋さんはカチッと造りますが、うちのお風呂は全部庭師さんがやったんです。庭師さんが造ると、やわらかいラインで、自然っぽく造るので和みやすい」と菅野さん。

このお風呂ができたのは平成10(1998)年。「はじめはちょっとした露天風呂を造ろうと思ってたんだけど、やっていったらとんでもなく膨らんで、最初の予算の10倍はかかってしまった」という力作。石の組み方もしっかりしているので、「今回の地震でもびくともしなかった」そうです。

ここも湯量は豊富で自家源泉を4本持ち、トータルの湯量は毎分800リットルにもなります。アミューズメント要素たっぷりの混浴風呂はカップルや家族連れにはとくにおすすめ。わざわざ首都圏から日帰りでこのお風呂に入りにくる人も多いそうです。

ひょうたん型の「薬師の湯」の女性用露天風呂からは5月末〜6月上旬には八重桜も楽しめます。

安達屋旅館

福島県福島市町庭坂字高湯21
●全22室
●1泊2食13,800円〜(一人宿泊可、平日のみ+2000円)
●IN14時/ OUT10時
●日帰り入浴 可(10〜17時、700円、火・金曜は清掃)

渓流沿いの露天風呂でゆったり
ひげの家


画像「ひげの家」という変わった名前のこのお宿。創業者である故・後藤泰治さんは「旅館 玉子湯」の二男で、ひげを蓄えた山男。“吾妻のひげさん”と呼ばれていたことから宿の名前も「ひげの家」になったといいます。ちなみに、お孫さんにあたる若旦那・後藤秀人さん(34歳)にひげはなし。

この宿は、5年前に玄関やロビー、ダイニングなどを改修して、スタイリッシュな雰囲気に生まれ変わりました。料理は山菜など山の幸たっぷりの和食の懐石料理をです。

ここも湯量豊富。新鮮な湯をたっぷり堪能できます。

内風呂も露天風呂も総檜造りの落ち着ける雰囲気。屋根に透明な板が張られた「月見風呂」は晴れていれば星や月を眺めることができます。渓流沿いの貸し切り露天風呂は、ごうごうと流れる川のせせらぎが気持ちよく、マイナスイオンたっぷり。とくに新緑、紅葉の季節の景観が見事です。また、7月には白いリョウブの花が見頃になるので、花見も楽しめます。

高湯の湯はpH2.8前後の酸性の硫黄泉。
「エアコンやテレビは半年で壊れちゃいます。パソコンは意外にもって3年くらい(笑)」(秀人さん) 。強い温泉の影響で宿は苦労していますが、その分、効果は大。昔から“万病に効く”と言われ、女性に嬉しい美白効果も高い温泉です。

食べ物屋巡りを趣味にする、若旦那オリジナル「お奨めそば処」マップやパン屋紹介マップもあるので、宿泊したら、立ち寄りスポットを教えてもらいましょう。

ひげの家

福島県福島市町庭坂字高湯15-1
●全14室
●1泊2食12,750円〜(一人宿泊可)
●IN14時/ OUT10時
●日帰り入浴 不可

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする

ニックネーム
本 文