温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第28回】野の花が咲く絶景露天〜野の花山荘(岐阜県・新穂高温泉)

<<   作成日時 : 2010/07/25 14:53   >>

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画像今年5月にオープンした奥飛騨温泉郷・新穂高温泉「野の花山荘」は、名前の通り、宿の周辺に山野草が咲く一軒宿。

内湯は明るい光が差し込むガラス張り。露天風呂も開放感たっぷりです。正面に見えるのはロッククライミングで有名だという切り立った岩壁の錫杖岳(しゃくじょうだけ)、風呂の横に目をやれば、白くて可憐なマーガレットが顔を覗かせます。

この宿をオープンしたのは、槍見館の林英一社長(58歳)。企業の保養所だった施設を改修し、気楽に泊まれる料金帯の宿を作りました。

この宿は…
●奥飛騨初のオープンキッチンスタイル
●自家農園の無農薬野菜を提供
●快適、清潔な施設で13,800円〜の料金設定

が特徴です。

画像林の中の混浴露天風呂は白樺やモミジに囲まれた、北アルプスを望む山のいで湯。最高に気持のいいお風呂です。

ここにもやっぱり野の花が咲いていました!

一期一会。ひらひらと舞う蝶と真っ白な笹ゆりを眺めるお風呂なんて、めったに出会えるものじゃありません。泉質はくせのない単純温泉。自家源泉は毎分190リットル。たっぷりの湯量があるので、すべての浴槽がかけ流しです。

客室の設えは豪華ではありませんが、最低限の快適性と清潔感があり、ロビーなどのインテリアも素敵。1万円台前半の料金設定はかなりの値頃感があります。今の時代に合った宿の誕生といえるでしょう。

無農薬で作り始めて5年
自家農園の元気な野菜たち


画像
今回、この宿を訪れた理由の一つは、自家農園での野菜づくりを取材したかったから。

社長自ら手掛ける野菜づくりはもう5年になります。
社長業をこなしながらの畑作業は大変そうですが、「土をいじり、野菜を育てるおもしろさにはまっちゃった」そう。週に何度かは奥飛騨から畑のある飛騨高山まで片道約60分、車を走らせます。

畑は3カ所で400坪。除草剤や農薬を一切使わない完全無農薬だから、「雑草を抜いても、次に来たときにはまた生えているし、テントウムシがつくだけで実はキズものになっちゃう」(林社長)と苦労も多いそう。でも、「野菜ってこんなに甘いの?」とお客様が驚く顔を見たくて、無農薬にこだわり続けているんだとか。

初夏に収穫するのは、雪の下に埋まっていた甘みたっぷりのねぎや行者にんにく。夏には、太陽の恵みを受けたなすやきゅうり、かぼちゃなどの夏野菜。秋には赤かぶ大根や白菜etc…。愛情たっぷりの野菜たちが、槍見館と野の花山荘2軒の宿の料理に彩りを添えます。

画像食事は奥飛騨温泉郷初のオープンキッチン。料理人が目の前で料理を作ってくれるので、楽しみも広がります。まずは、大きな器から小芋の煮物など3種類のおばんざいを取り分けます。素朴で気取らない、こんな料理が実は一番おいしい。蒸し野菜や飛騨牛のステーキなどこの土地ならではの料理が続きます。

「オープンキッチンで仕上げだけを見せる宿は多いですが、うちはすべて目の前で料理するスタイル。お客様との会話を大切にしたいと思っています」と林社長。宿の玄関前に積んである薪も飾りではなく、調理場の窯焚きやロビーの薪ストーブに使われています。お酒は飛騨の酒蔵の地酒をはじめ約30種類。

奥飛騨でおいしいお酒とおいしい料理を楽しみたい人、この宿はおすすめですよ。
@おばんざい3種Aお刺身B飛騨牛のステーキC対面型のオープンキッチンD薪を使った窯

野の花山荘

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
●全9室
●1泊2食13,800円〜(一人宿泊不可14,800円)
●IN 15時/OUT 11時
●日帰り入浴 可(800円、10〜17時)

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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