温泉ライター 野添ちかこのお湯の数だけ抱きしめて

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RSS 【第16回】直行バスが運行開始〜泡の湯(長野県・白骨温泉)

<<   作成日時 : 2010/01/27 15:33   >>

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画像平成22(2010)年1月9日、東京・新宿から長野・白骨温泉に向けた温泉直行バスがスタートしました。

4月まで土・日曜日に毎週末運行します。

運行はアルピコ観光サービス。東京・新宿から乗鞍高原を経由して白骨温泉への直行バスは初の試みで、東京−白骨温泉を片道約4時間30分でつなぎます。これにより、冬季はとくに積雪のためにマイカーでは行きづらい白骨温泉へのアクセスが向上します。

早速、新宿11時発の温泉直行バスに乗って、白骨温泉に向かいました。

あたり一面銀世界
雪見の混浴野天へ

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目指すは、白骨温泉街からちょっと外れた場所にある「泡の湯」。冬のシーズンには野天風呂はすっぽりと雪に覆われています。

白骨温泉は鎌倉時代にはすでに湯が湧いており、400年以上の歴史を持つ温泉地。戦国時代には武田信玄が負傷した兵士の傷を癒し、江戸時代になると湯宿が登場します。地元の古文書には「白船=シラフネ」と記されていますが、大正2(1913)年、中里介山の小説「大菩薩峠」で紹介され、全国的に白骨温泉の名が広まったといいます。

現在は大小10軒の宿があり、温泉街全体で約16本の源泉を有しています。

明治45(1912)年に創業した「泡の湯」は昭和初期に新源泉を見つけ、昭和15(1940)年、現在の場所に移りました。以来、新緑や紅葉、雪見と四季折々の自然が楽しめる野天風呂が人気です。

泡の湯は泉質の良さもさることながら、湧出量はものすごい量です。たった1軒の宿で毎分1500リットル以上の湯が湧き、露天風呂に注がれる3本の湯滝はドボドボと音をたて、内湯の浴槽からは湯がたっぷりとあふれています。

画像泉質は含硫黄‐カルシウム・マグネシウム‐炭酸水素塩泉。湧き出すときには無色透明ですが、空気と触れることによって青味がかった乳白色のにごり湯に変化します。

混浴の野天風呂はタオルを巻いてもいいそうですが、きれいに白濁しているので、湯船に浸かってしまえばまったく見えません。女性用露天風呂の出入り口は、階段を6段下りて、そのまま湯船に浸かれる設計になっているので、しゃがんだまま野天風呂に出入りすることができます。

気軽に混浴が楽しめるとあって、野天風呂はグループやカップルでいつもいっぱい。だからといって一人で入るのがつまらないかというとそうではないところが泡の湯の懐の深さ。誰でもが楽しめる温泉です。


泡の湯の名のとおり
炭酸ガスの泡がつく

そして、ぜひ体験していただきたいのが泡のつく内湯。ご覧のとおり、体中のうぶ毛にびっしりと微細な泡がついて、全身がやわらかな炭酸ガスの泡に包まれます。源泉温度は体温とほぼ同じ37℃。ぬる湯なので30分以上入っていられる癒しの湯です。

銀色の泡が全身をやわらかく包みこみ、温泉成分をゆるやかに浸透させてくれます。硫黄泉は美白効果の高い温泉ですが、炭酸ガスの効果とあいまって、次の日には顔色がワントーン明るくなっているのに驚くことでしょう。

炭酸ガスを含むぬる湯は心臓に負担をかけにくく、血管の拡張作用も高いので、高血圧や動脈硬化症の方にもおすすめです。

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画像料理は女将さん手作りの花豆やきのこの甘辛いためなど、地元の人が普段食べているような素朴なメニューにこだわっています。温泉水で炊いた朝粥も白骨の名物。温泉宿によって、味、におい、色も異なる温泉粥の食べ比べもおもしろいかもしれませんね。

泡の湯

長野県松本市安曇白骨温泉
●全23室(本館3室、新館20室)
●1泊2食15,150円〜(一人宿泊可)
●IN15時/ OUT11時
●日帰り入浴 可(大人1000円、3歳〜小学生500円、10時30分〜13時30分、木曜休)

※バスの予約は、8軒の参画施設のHPで宿泊プランをご参照ください。

※掲載情報は変更になる場合もございます。
ご予約の際には、必ず内容をご確認ください。

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